p.6 アナログ練習法[1] 模写とソフトウェア工学
こんにちは satoru24です。
今回はタクティック(戦術)の方のお話をします。
どのような意識で模写をするが効果的かというと
私は手よりも目で描くという意識で描くのが一番だと思っています。
これについて話が抽象的かと思うのでソフトウェア工学的な解説をしていきます。
図1 : スパイラル型駆動開発
いきなり変な図が出てきたと思いますがこれはソフトウェアを開発
する際の工程で[要求分析]=>[設計]=>[実装]=>[テスト]=>[要求分析]=>
という流れを繰り返してソフトウェアを開発する方式です。
結構この図は模写の過程に通じる所があると感じており、
私も模写をするときは、
図1 : 模写
1. ちょっと描いて(実装)
2. 遠くから見て(テスト)
3. 何が足りないかを感じて(要求分析)
4. そのためにどこに線を引くか考える(設計)
という流れを繰り返しています。
すなわち、 手よりも目で描くという意識がどういうものであるかというと
この "3. 何が足りないかを感じて(要求分析)" という部分に力を入れるという
ことです。
また、模写のクオリティは何回描き直すことができるかに大きく依存すると
感じるので "4. そのためにどこに線を引くか考える(設計)" で後から変更しても
全体のバランスが破綻しないように対象を描く順番を考え抽象度の高い設計を
していくことも重要です。
私は形を取る時は基本外側の輪郭から描いていくようにし、明暗を調整するときは
対象をもっとも良く表している箇所の明度から塗り始めます。
模写とソフトウェア工学は以上です。
抽象度が高い話でしたが私にとっては考え方によってタクティックによって
アウトプットは結構変わってくるので重要な話をしたつもりです。
ありがとうございました。
以下のリンクに記事がまとめてあります。