p.10 アナログ練習法[6] 私の半年の成長を振り返ってみる[4月...9月(2016)]
こんにちは satoru24 です。
さっそくですが僕のお絵かき遍歴です。
図1 : お絵かき遍歴
僕は2016年に関東の国立大学に入学した大学生です。
この大学生になった半年で絵は大分成長したと思います。
しかし大学では文化的活動を嗜もうと思っていた矢先に半年で230枚超の実験レポートの嵐に巻き込まれてしまい、枚数としてはそんなに描いてはいません。
ラフな感じの絵を週に一枚くらい描いていた程度です。
このページではそんな自分がなぜ成長できたのかを作品から振り返り後期につなげていきたいと思います。
(日付の赤字は個人的にターニングポイントとなった絵に付けています。)
[2016年 - 4月]
この時期はなんか場所がわからないとか履修登録とか宗教勧誘に拘束されたり
いろんなことで死にそうになってました。
たぶん絵は一枚も描いてません。
描いてました。
4月10日
MIKU EXPOでシザーズちゃんが登場して
大学に入学して初めて描いた絵です。
このころはこれでも上手だと思っていました。
4月28日
ちょっとあんまり絵がよくわかってない感じですね。
4月29日
フルデジタルに淡い期待を寄せていたあの頃
[2016年 - 5月]
夢色パティシエールにハマる。
5月6日
講義中暇なときに描いたやつ
これでも一時間くらいかけて描いてた気がする。
5月8日
これはトランジスタの事前レポートがあまりに意味不明で
頭がおかしくなってトランジスタをデッサンしたものです。
しかし、この時の私はかなりマジに現実逃避をしていたので
驚異的な集中力をもってトランジスタを描くことができました。
この絵を人に見せたら割とウケが良かったのでここからアナログへの
モチベーションが上がり、この半年成長が始まったと感じます。
たぶん3時間くらいで描いた。
ここでモチベが上がってヨドバシでドラフィックスを購入
表現が画材と密接に関係しているということに気がつく。
5月25日
僕の所属しているサークルでゲームを作ろうという話になり
そのときに描いた絵です。
ぶっちゃけアイディアが出なくて殴り書きで適当に描いてみたら
殴り書きの線のモヤモヤした感じ(スカートみたいな線)の中からキャラが浮かんできてそのキャラを感じるままにシャーペンで掘り起こしてみたら
割とそれなりになりました。
この最初は適当に遠目からいい感じに見えるように描いてみて後から
細部を描き込んでいくという感覚を教えてくれた絵でした。
この絵は多分この半年の成長で一番大きな意味を持つ絵なんじゃないかと思います。
5月27日
講義が暇すぎてレジュメの裏に描いた水の絵
モヤモヤさせてカリカリするみたいな感じで描きました。
一時間くらい。
[2016年 - 6月]
6月5日
サークルの活動中に[Wii U - お絵かき教室]で描いたう〇こです。
モヤモヤさせてカリカリする
そして時々消しゴミみたいな感じで描きました。
20分くらい。
6月30日
これは適当に描いたエルフちゃんです。
とりあえず黒つぶれを描くとそれっぽくなるということがこの辺から
分かり始める。
[2016年 - 7月]
7月2日
project divaのアジテーションちゃんです。
白つぶれも結構使えると気がつき始める。
結構本気で描いてた。シャーペンだったのですごい時間がかかった。
6時間くらい。
7月8日ハイユニアートセットを購入
しかしこの辺からは期末テストやら一週間にレポートを80枚書いたり
ああああああああああああああああああって感じでした。
絵を描きたいという気持ちがピークに達する。
7月27日
テスト当日だけど、ひふみん描いてた。
というかこれ以外にもちょくちょく描いてた。
[2016年 - 8月]
8月3日
なんか久しぶりに模写をやっていたら圧倒的成長を感じた。
抑圧された絵を描きたいという気持ちがいい方向に働いたのだろうか。
描いているときは坂本真綾さんのプラチナをずっと聞いていた、
結構テンション高めでで描いた。
AM 3:00から描き始めて3~4時間くらい
この辺は引っ越しやらネット接続ができないやらダクソ3にハマるなど
変に忙しかった。
8月21日
洋ロリを描こうと思って失敗する。
8月23日
macのトラックパッドを描いた。
自信がついてきたのでデジタルに移行する。
8月31日
デジタルで洋ロリを模写した。
SpeedyPainterが2桁回くらい落ちたけど頑張った。
グレーの大切さと
塗りつぶしの連続でグラデーションを作っていく作業だと
感じた。
[2016年 - 9月]
9月4日
デジタルのグレースケールで厚塗り的なものに挑戦するも
中々綺麗にまとめることができない
エルフェンリートにハマる。
9月6日
デジタルだとあまり綺麗に描くことが難しかったためアニメ絵を
白黒で厚塗り風に模写してみた。
画作りとか色々勉強になる非常にいい練習だった。
9月8日
再びアニメ絵をグレースケールで厚塗り風に模写
背景の明度をミスったため、ちぐはぐな感じになった。
マジカルミライ2016に行ってテンションが高くなる。
9月10日
マジカルミライ2016の興奮冷めやらぬままに
ナユタン星人さんの曲を聴きながらシャシャシャっと
ミクさんを描いてみたら割と理想に近いラフが完成。
9月11日
感情に任せて塗ってみたけど納得がいかない。
綺麗にまとめられない。しかし色々と得るものはあった。
ラフのあいまいな部分ををリファイン
9月12日
ナユタン星人さんの曲を聴きながらテンション高めに描いていたら何とか形になった。
自分の描いたミクさん会いたいという気持ちが大事と感じた。
悩んでいる時間は長かったものの描き始めたらツインテールくらいの面積なら20分ほどで描き終えることができた。
この塗り方はストロークよりも色の選択が重要であると感じた。
色の選択に関しても自分なりにある程度法則性が見えてきた。
私はしっとりしたこんな感じの塗りが好きなのでこのアニメ厚塗り?
を追及していこうと思う。
ハイライトとかを入れてみるとまた変わるかもしれない。
ラフの勢いを残したいので体とかの処理にかんしては追及しない。
以上が私が≒理想のミクさんを描くまでの過程です。
これより私の半年ををまとめると大切なのは以下の意識だと思います。
・過去の自分を超える(=成長)には集中力を呼び覚ます何かが必要
#=>このきっかけは現実逃避であったり絵を描きたいという気持ちの抑圧であったり、過去作に対しての周囲からの称賛であったりする。
・アナログは思っているほど手間がかからない。
#=>ぜひハイユニアートセットを買いましょう。
・糞忙しい時こそ上達につながるモチベーションを獲得するチャンス!
#=>これは大学に入りたてで死にそうになってたときに私が読んだ
バートランド・ラッセルの幸福論という本にその記述があります。
この本は個人的にすごくおススメです。
細かいことはamazonのレビューを読んでください。
今回は長かったですが
アナログ練習法[6] 私の半年の成長を振り返ってみる[4月...9月(2016)]は以上です。
次からは画力のA/D(アナログ/デジタル)変換について紹介します。
ありがとうございました。
以下のリンクに記事がまとめてあります。