p.12 画力のA/D変換[1] アナログ->デジタルにおける変換ロスにどう立ち向かうか
こんにちは satoru24 です。
アナログで描いたときの画力とデジタルで描いたときの画力は実は違います。
両者の次元を合わせるためにアナログの画力をデジタルの画力に変換すると
体感ですが6割程度の変換ロスがあると感じます。
つまりデジタルではアナログの4割程度の力しか出せません(私は)。
しかしこの変換ロスは練習を積んでいくことで段々と減らすことができます。
というわけでアナログからデジタルへ移行する際の画力の変換ロスを減らす
練習法を紹介したいと思います。
やっぱり基本はグレースケールでの模写
図1 : 洋ロリ模写(フルデジタル)
私はこんな感じで洋ロリを模写していました。
未完ですがこの練習で大体の作法は掴めたのでイラスト用途ならそんなにこの練習に固執する必要はないでしょう。
ワークフローはこんな感じです。
1. まずモヤモヤした線を描きます。(暗くてすみません...)
2. 次に先ほどのモヤモヤした線をもとに特徴が出るように輪郭を描き
細部を描写していきます。
3. 元の絵をよく見ながら明度を付けて輪郭を目立たなくします。
4. 髪の毛は頑張って重ね塗りのグラデーションで表現します。
紙の上半分のように最初は暗い色で塗りつぶしてからそれよりもちょっとだけ明るい色で塗りつぶしてさらにその上からちょっとだけ明るい色で塗り潰すという作業を納得できるようになるまで再帰的に適用していきます。
これがある程度できるようになったら次はイラストを画面上で綺麗にまとめるため
の練習をしていきます。
アニメの絵を厚塗りっぽく模写してみる
図2 : 楓ちゃん
個人的にはこの練習はかなり効果があったと感じています。
この絵のワークフローは動画として記録したので
それを参考にしてください。(SpeedyPainterの謎機能である。)
— satoru24 (@satoru24_) 2016年9月15日
個人的にこの二つの練習をしたことで
徐々にデジタルの作法やペイントソフトの使い方が分かってきた気がします。
同時に自分に足りないものも見えて木炭デッサンの技術がデジタルでは
重要なのではないかと感じました。
特に後者の練習はイラストを描く人にはお勧めです。
難易度もそんなに高くないはず。
画力のA/D変換[1] アナログ->デジタルにおける変換ロスにどう立ち向かうか
は以上です。
ありがとうございました。
以下のリンクに記事がまとめてあります。